風見坂

日々の生活で考えたことや読んだ本などの感想を綴るブログ

スチームパンクものに個人的にあってほしい要素

 スチームパンクに欠かせないものと言えば、一体どんなものが思い浮かべ、回答するでしょうか? 定義に厳格な方は蒸気機関と答えるかもしれないですし、ディファレンス・エンジンのファンは解析機関を挙げられるかもしれません。また、コスプレやイラスト等の視覚的な面からスチームパンクに関わっていらっしゃる方は、ヴィクトリア朝の装いを頭に思い描くかもしれません。

 

 スチームパンクに個人的にあってほしい要素。最初に挙げられるとすれば蒸気機関と解析機関ですかね。冒頭に述べたディファレンス・エンジンのファンとは、私のことかもしれません。無意識に言及してしまった的な。蒸気機関は是非ともあってほしいですね、だってスチームって付いてますもん。それに何よりロマンがありますし! 蒸気自動車や蒸気船、蒸気飛行機、蒸気で動く重機などなど。考えただけでワクワクします。

 解析機関もあってほしいです。蒸気で動く頭脳と無数の穴があいたパンチカード。もう本当にゾクゾクです。解析機関の歯車が芸術的に動いて計算していく様を頭の中で再生してしまいます。階差機関が動いている様子を見られた方はわかるかと思います。あれは非常に心躍ります。解析機関に魅力を感じるのは、電子計算機でない存在が情報化社会をもたらすという点にもあるのかもしれません。それが歴史の中で展開され、正史との差分が生まれることに喜びを見出してしまうのです、私個人の話ですけれども。

 

 もう一つスチームパンクにあってほしいものを挙げるとすれば、それは歴史改変要素ですかね。少し前でも述べたように、改変された歴史と正史との差分に心惹かれてしまう自分が存在するからです。蒸気自動車やその他蒸気機械の誕生一つ取っても様々な歴史が背景には存在するでしょうし、解析機関の存在はとんでもなく社会を変質させることでしょう。ただ単にポンとガジェットが置かれていては面白くないと思うんですよね、蒸気機械はただそれだけでも魅力的ではあるんですけど。誕生した背景の歴史を背負ってこそ、スチームパンクのガジェットはより光り輝くと思うのです。

 

 

昔の文通相手に手紙を出す

 題の話に入る前に少し経緯を話したいと思います。

 七年くらい前のことなんですけど、当時私は大学に入りたてほやほやでした。何か新しいことをやりたいって思っていて、文通を始めようと思ったんです。

 ネットの募集サイトを見つけて、その中のとある人に文通を持ちかけました。私が申し込んだ方は女性で、当時の自分よりも歳が上の方でした。
 早速文通が始まって、その方はいつも素晴らしい手紙を送ってくれました。
 でも、ある時、私の方から手紙を送らなくなってしまったんです。日常が忙しくなってしまって余裕がなくなってしまいました。そこから一ヶ月、二ヶ月と経ってどんどん送りにくくなってしまって、気がつけば七年です。
 ここまでが経緯です。長くてすみません。


 その女性に手紙を送ってみようかなと思うんです。ずっと謝りたかったですし、そろそろ出す勇気も溜まってきた気がするので。
 届くかどうかも分からないですし、届いたところで読んでくれるかも分からないです。私のエゴで止めた手紙を、同じエゴで出そうと言うのですからね。虫の良い話です。

 でも、それでも私は読んでくれたらなって思ってやみません。私の中にいる都合の良い虫が生きてる内に送りたいと思います。

スチームパンクというジャンル

 スチームパンク、というジャンルをご存じでしょうか。

 

 簡単に説明すれば、蒸気機関が現実世界よりも発達した世界を舞台にした物語の呼び名です。この世界では内燃機関はあまり発達しておらず、文明は蒸気や電気によって成り立っていることが多いです。

 また、スチームパンクは歴史改変という要素が入り込んでくることが多いようです(勿論、現実世界の過去や未来を舞台にしていればですが)。蒸気機関が発達し、蒸気で動く機械があふれているヴィクトリア朝ロンドンや明治大正時代の東京、といった具合です。

 

 私はこのようなスチームパンクというジャンルがとても好きです。蒸気機関で動く車が大通りを行き交い、蒸気機関で演算する計算機が現実世界とは異なった方法で情報化する。そんな世界を妄想すると、とてもワクワクします。

 歴史も好きなので、歴史改変と絡めて想像するとさらに興奮します。1854年明治維新が成功した日本では、一体どのような物語が繰り広げられるのでしょうね。

 

 せっかくのブログですから、これからは私の好きなものを中心に文章を綴っていこうかなと考えています。スチームパンクについても書いていくかと思いますので、同士がいらっしゃったら幸いです。

 

ブログを新しく始めようと思います

 題名の通り、ブログを新しく始めてみようと思います。

 何年か前まで別のブログがあったのですが、そっちは三日坊主で終わってずっと放置していたので廃棄してしまいました。継続力がなかったせいもあるんですけど、SNSで一応は日々思ったことを綴れていたので、特にブログが必要なかったんですよね。

 今でもSNS――というかTwitterなんですけども――は続けています。

 では何故にこうしてブログを新たに始めようと思ったかを少し書いていこうと思います。

 一番大きな理由としては、結局SNSにあまり馴染めてないからなんです。これまでは、何を話すにしても掲示板でやりとりをしていました。ですので、それにすっかり慣れてしまっているんですよね。チャットのような瞬間的なコミュニケーション手段ははずっと前からありましたけど、そちらも前々から苦手でした。だましだましでSNSをこれまで続けてきたものの、ちょっと限界を感じてしまいました。

 二つ目の理由として、ネット世界の変化ですかね。ちょっと前までは、今のオンライン空間みたいに現実世界の延長線ではなく、どこか緩やかで曖昧な境界線で分かたれていたように思えます。居心地が良くて、現実世界から少し離れている感じが好きでした。でも、空模様とか海模様と同じで、どんな環境も変わってしまうんですよね。永遠なんてものは壊れた時計が刻む時間くらいしかないんでしょうね。 

 まとめてしまうと、低い適応能力と環境の変化の故にって感じです。そんなこんなで、ブログなら心穏やかに意見が述べられるし、もしかしたら緩やかな交流さえもできるのではと考えて、始めるに至りました。

 現実世界から置いていかれた人間が、遂にはネット世界にも置いて行かれて、無い知恵絞って考えた結果、ブログに辿り着いたという話なのです。

 

 なんか物凄くネガティヴな記事が出来上がってしまったんですけれど、これから書いていくであろうものはもう少し明るい感じになるかと思います。

 誰かが読んでいるのか読んでいないのかさえ分からないです。でも、不幸にもこのブログに辿り着いてしまったどなたかの為に、敬語は崩さず丁寧な文章で記事を作っていきたいと思います。

 

 よろしくお願いします。